かまない原因は、食べ物のかたさや大きさなどが口の動きや発達に合わないことが考えられます。
(1) 食べ物のかたさ 食べ物がやわらかすぎると、かむ必要がありません。かたさの目安は、弾力のあるバナナくらいで歯ぐきでつぶせる程度にします。
(2) 食べ物の大きさ 歯ぐき食べの時期は、みじん切りや小さな角切りは歯ぐきに当たらないので、かむ練習にはなりません。歯が生えている場合は、前歯でかみとって食べるようなスティック状も適しています。
(3) 食べ物の食感 白身魚やささみ、じゃがいもなどパサパサした食感のものは、吐き出すこともあります。片栗粉でとろみをつけると食べやすくなります。
また、この時期は「手づかみ食べ」をする時期でもありますので、スティック状の茹で野菜やバナナなどを手でつかみ、自分で食べる楽しみを体験させてみましょう。
食べ方には個人差がありますので、あせらずゆっくり進めましょう。
※離乳食についての相談は各区役所保健子ども課の育児相談でできます。区によって曜日、時間帯が異なりますので、詳しくは熊本市親子(母子)健康手帳別冊や保健子ども課で配布している区ごとの母子保健事業紹介チラシをご覧ください。
|